クロヌマタカトシ「現象」 名古屋 巡回展
Kuronuma Takatoshi - phenomenon
クロヌマタカトシの考える「現象」とは、秩序にみる詩情のようなものだろうか。
目の前の存在としてあるのは彼の彫刻作品だけだが、たしかにそこに境界を感じることができる。手前に「私」という存在があり、向こうに昨日の記憶がみえる。その記憶は、いつしか友人の音楽の情景へと変わっていく。今という秩序の中を生きる私と記憶の旅をする「私」。彼の作品を介して私は、彫刻と同じ境界に立つことができる。しかし、その境界を認識できると、その時間は終わってしまう。残念ながら同じ場所には辿りつけないが、また同じように境界に立とうとしてみる。過去の境界と今の境界に差分が生まれ、その差分から「私」の存在を感じ取ることができる。それが出来るのは、やはり彼の作品が強烈に美しいからであろう。その根源には哀しさがあり、今を生きることができる喜びがある。彼と握手を交わしたことがある人なら分かるが、彼の手は驚くほど柔らかい。その柔らかさが、哀しさを乗り越えて、観るものを美しい情景へと誘っている。彼が感じる「現象」は、これからも変化していくだろう。そして、私の中の「現象」は、どのように変化していくだろうか。そんな詩情のような時間も、本展の一つの意義であり、作家本人も望んでいることであるように思う。

クロヌマタカトシ
1985年神奈川県厚木市に生まれる。デザイン専門学校建築学科卒業後、住宅建築の現場監督の職に就く。この頃、独学で木彫を始める。退社後、職業技術校にて木工基礎を学び、2010年彫刻家として独立。2011年初個展。2017年厚木に工房を構える。この頃、独学で塑造を始める。2025年、奈義町現代美術館で個展を開催し、現在に至る。
https://www.takatoshikuronuma.com

クロヌマタカトシ「現象」 名古屋 巡回展
Kuronuma Takatoshi - phenomenon
クロヌマタカトシの考える「現象」とは、秩序にみる詩情のようなものだろうか。
目の前の存在としてあるのは彼の彫刻作品だけだが、たしかにそこに境界を感じることができる。手前に「私」という存在があり、向こうに昨日の記憶がみえる。その記憶は、いつしか友人の音楽の情景へと変わっていく。今という秩序の中を生きる私と記憶の旅をする「私」。彼の作品を介して私は、彫刻と同じ境界に立つことができる。しかし、その境界を認識できると、その時間は終わってしまう。残念ながら同じ場所には辿りつけないが、また同じように境界に立とうとしてみる。過去の境界と今の境界に差分が生まれ、その差分から「私」の存在を感じ取ることができる。それが出来るのは、やはり彼の作品が強烈に美しいからであろう。その根源には哀しさがあり、今を生きることができる喜びがある。彼と握手を交わしたことがある人なら分かるが、彼の手は驚くほど柔らかい。その柔らかさが、哀しさを乗り越えて、観るものを美しい情景へと誘っている。彼が感じる「現象」は、これからも変化していくだろう。そして、私の中の「現象」は、どのように変化していくだろうか。そんな詩情のような時間も、本展の一つの意義であり、作家本人も望んでいることであるように思う。
クロヌマタカトシ
1985年神奈川県厚木市に生まれる。デザイン専門学校建築学科卒業後、住宅建築の現場監督の職に就く。この頃、独学で木彫を始める。退社後、職業技術校にて木工基礎を学び、2010年彫刻家として独立。2011年初個展。2017年厚木に工房を構える。この頃、独学で塑造を始める。2025年、奈義町現代美術館で個展を開催し、現在に至る。
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Schedule 2026
鈴木恵美
土絵
梅雨
牧野伊三夫と宮下香代
無分類
霜降
クロヌマタカトシ
彫刻
小雪
Recently
© 十六画廊|jūroku garō|16 Design Institute
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無分類
クロヌマタカトシ
彫刻
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